トイレリフォーム part3
こんにちは!
株式会社ニムラ リフォーム&増改築 受付の川地です。
時間が空いている時は更新を心掛けていこうと思ってはいますが
中々更新出来ない事が多いので、
出来る時にどんどん更新していきたいと思います!
ではでは
今回もお話させて頂きますが…
今回お話する内容は
「臭いの発生を抑える通気管」についてお話しますね!
排水を流す設備には、
必ずトラップという仕組みが存在し、
一般的には
排水口から延びる排水管を、S字やU字に曲げて作ります。
排水管がむき出しになった洗面所などで
一度は見た事があるのでは無いでしょうか?
排水管が曲げられたトラップには水が残るので、
この水が排水管から上がってくる臭気を遮断する役割を持ちます。
(このことを封水と言います)
トイレの便器に少量の水が溜まっているのも、封水で臭いを逆流させない為です。
何らかの理由で封水が無くなれば(封水が破られると言います)、
排水管と排水口が直通するので、
排水口から臭いが立ち込めて、いくら換気をしても臭いが取れません!
トイレ内に個別の手洗い器を設置する場合、
2つの排水口があることになります。
①排水管が繋がっている設備は干渉し合う
どこかの排水が使われた場合、排水管に水が流れる事で、
同じ排水管に繋がっている他の設備では、次のように封水が減少します!
⑴
上流側(水の流れる方向と逆)にある設備は、
排水管内の空気が引っ張られ気圧が下がるので、
トラップ内の水が排水管側に引き込まれる
⑵
下流側(水の流れる方向)にある設備は、
排水で空気が押された気圧が上がる為、トラップ内の水が排水口側に噴出す
つまり
同じ排水管に繋がった複数の設備は、
他の設備排水に影響されて
封水が破られてしまう可能性があるという事です!
トイレでは大量の水を流すので、特に2階にもトイレがあると、
1階のトイレの排水が2階のトイレの封水を引き込みやすくなります。
他にも
トイレと別に手洗い器がある場合は
トイレの排水管とも繋がっているでしょうから、
トイレの排水で手洗い器の封水に影響が起こります…!
②通気管の設置で改善する
他の設備で排水されても、封水が破られない様にする為には
排水管内の気圧を一定に保つ為に空気を吸排気する通気管を繋げます。
または
排水管の口径を大きくして、
気圧変動が小さくなるように対応します。
通気管をそのまま外部に開放すると、
排水管から上がった臭いが外部に拡散されます。
このとき
窓等から臭いが戻ってくる可能性があるので
開放場所に要注意です。
なお
トイレの封水が減るだけで、
噴き出す現象が発生していないなら
通気管から吸気だけを行い、
廃棄をしない様に作られた通気弁を取り付けると臭いがなくなります。
いかがでしたでしょうか?
今回のお話は以上になります ( ^^ ) /
少しでも気になった方は、
長楽寺・大町ショールームにお越しくださいませ!
皆様のご来店を心よりお待ちしております。
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